ベーゼンドルファー。ウィーンで生まれた名器。その楽器を我が家に迎えて、幾ばくかの月日が経った。
ベーゼンドルファーの中でも最新機種である、インペリアルにとって代わるであろう280VC。
まだ認知度の低い楽器ではあるのが残念でならない。
何故なら、その性能、作り手である職人たちの、この楽器に対する情熱、想いを想像してみる。
それは、最高の楽器を作りたいという熱い衝動であり、それを弾く度にひしひしと感じ、興奮する私が、生徒達がいる。
あの日以来、全てが変わったのかもしれない。
新しい可能性への期待。
