今日は雨。雨好きな私にとっては、とても心地良い午後の時間が流れていく。マジョルカ島で過ごしていたショパンに想いを馳せる。ショパンと雨は、私の中ではなにがしかの結びつきがあり、雨の日に相応しい音楽に感じる。
雨のしずくの音が、何かの音楽を連想させるのかもしれない。自然界に存在する恵みの雨は、古来から人の心に何かを及ぼしているに違いない。そう、だからマジョルカ島のショパンの心の中にも、同じく何かの想いを連想させていたであろう。物思いに耽るショパンの姿が見えるようだ。日々、心の葛藤に翻弄されていたに違いない。ジョルジュ・サンドとの日常が喜びと哀しみに満ちていたであろう。
雨の日。
そんなショパンに想いを馳せる。
