コンクールが乱立している昨今、審査員にも残念ながら質の問題が生じている。講評に「もっと汚い音で弾いても良い」などと書く方もいるようで、このことは、もしかすると深い深い思索のもとに発せられた非常に意味のある言葉かもしれないのだが、表面で受け取ってしまうと、有り得ない発言とも取れる。いずれにせよ、この様な発言は誤解も招くので差し控えてほしいものだ。単純に考えて、汚い音という言葉で表現してしまうことに、その審査員の配慮の無さを感じる。増してや、相手が子供だった場合、尚更危険な表現だと言わざるを得ない。無限の可能性をもった子供に汚い音などと、間違っても要求してはならないと思うのだが。