ほとんどと言ってはなんだが、ほとんどの生徒に言えると敢えて言おう。
1音にどれだけ拘っているのだろうか?と思ってしまう。
むしろ、全体を俯瞰する意識が強い。それは確かに大切なのだが、そちらばかり気になってしまっているように感じる。
1音には、広く、深くは当然のことながら、それ以上の何か、とても大切な何か、宇宙とも言える感性と品格と思想が凝縮されてなければならない。
それを出すためには、もちろん技術が必然だが、それを超えて、人生経験に基づいた自身の存在意義であり、その存在意義には多様なバックグラウンドが重要である。
それが1音にメッセージとして含まれなければ、私から言わせて貰えば、1音に拘っているとは言えない。僭越ながら、そんな演奏で世の中は溢れている感が否めない。