なんとなく生理的に受け付けないことがある。昨今の流行なのか、演奏法に関して論じるのに、どこの筋肉とか、脳の状態とか、解剖学的に脳科学的に述べていたり、そういう類の書籍が売れている。ツィッターを覗いても、その種の話が花盛り。
まあ、私も拙著で便宜上書いたが、最小限に留めたつもりだ。
何でも解明したがるのはわからないでもないが、解明出来たからなに?と心のどこかで思う。
特に演奏法は、あくまで芸術として捉えたい。
何でもかんでも解明することが、必ずしも良いとは思わない。解明出来たから、必ず実践できるという単純なことではない。芸術って、曖昧な要素が多分にあると思う。それがあるからミラクルなことが生まれる。