生徒の演奏を聴くときに、いつも決まった位置がある。なぜならば、そこが私にとって一番良い音で聴こえるからだ。でも、先日のレッスンで、ただなんとはなく座る位置を変えてみた。そうしたら、今までの聴こえ方は大きく違い、とにかく良いのだ。で、それではまたちがう位置ではどうだろう?と思い、また移動してみた。そうしたら、やっぱり、またまた良いのだった。
気がついたことがある。良い演奏の場合、位置には関係なく、良い演奏に聴こえるということだ。
正直、今までにない感覚であり、大抵はそんなことはなかった。ということは、良い演奏ではないから、聴く位置が違うとよく聴こえなかった。例えば、音色の種類が感じられなかったり、うるさく聴こえたり。
とにかく、聴こえづらい。
それは、聴く位置が悪いからではなく、実は演奏が原因だと。
そうすると、まだまだ、その域に到達している生徒は少ないのだと、残念ながら実感した次第である。