スクリャービンのプレリュードのレッスンで感じたことがあります。
宇宙の果ての何百億光年も離れた星に向かって自分の音を飛ばすイメージを持つこと。その際、宇宙は無音の静寂の世界であり、その静寂の中に1音を存在させる。その静寂を意識することで響きが変わる。そこには宇宙の波動を感じることが大切だ。そして、その宇宙は、もしかしたら、実は人間の体内の数ある細胞の中の1つの細胞の中の世界かもしれないと想像もできる。
それから、音楽は時間軸も容易に移動できる。過去へも、そして未来へも。そこには未来の不安だったり、また逆に未来への期待だったり。

また、非現実という意味では、まるで幽体離脱したかのごとくの感覚が求められる。
そういうイメージできる世界がある。