これは、ある学者の先生がおっしゃっていて、受け売りでもあるのですが。そもそも日本語という言語は非常に特殊であり、西洋の言葉は論理的にできていて、日本語はそれに比べて論理的ではない、感覚的な言葉だそうです。その論理的ではない日本語で論理的に物事を考えても、そこには限界があり無理があるとのことです。
音楽の捉え方も同じことが言えると思います。日本人が論理的に音楽を捉え演奏しても、正直魅力を感じませんね。西洋人の真似でしかないと思うのです。
例えば、ある有名な邦人作曲家の作品を弾いてみると、そこにはフランスの真似をしている感じがします。それに比べて武満徹はどうでしょう。日本人ならではの世界、非常に感覚的な世界観です。だから世界中で認められていると思うのです。
日本人の感覚、感性は独特の世界があると思います。
まあ、大変難しいことですが、思考よりも感覚で、日本人にしかできない演奏を目指すべきかと思います。西洋人が聴いた時に、流石は日本人、西洋人にはできない、と思わせる演奏です。