今日、バッハのイギリス組曲をレッスンして痛感しました。今更ながらですが、バッハという作曲家は時代を先取りしていたのですね。前衛的な瞬間が次から次へと瞬間的にやってきますね。現代作品を主に弾く演奏者がバッハを弾くのは自然であるということを改めて思いました。たかがと言ってはなんですが、インヴェンションであっても同じですね。大人の弾くインヴェンションがもっとあってもいいと思います。いや〜バッハの宇宙は特別ですよ!革新的ハーモニーには脱帽です。というか、まさに革命ですよ!しかも確信犯ですね。してやったりと内心ほくそ笑んでいるのが目に浮かぶようです。わかる人にはわかるさ!と言ってそうです。あまりにさり気ないので、こちらがボヤボヤしていたら気がつかないし置いていかれてしまいます。300年経っても新しいのです!正にロックです!本当に偉大ですね!音楽界のアインシュタインと言ってもいいでしょう!
巷ではバッハをそういう風に捉えていないような気がしますね。もっと違う観点からバッハをどう演奏すべきがということばかり議論されすぎていますね。ペダルを踏むだの踏まないだの。そんなことはどうでもいいですね。バッハの音楽の真の姿、バッハの意図した世界観を知ると、どこで悩むべきかは全く違ってきます。世の中、バッハを見ているようで見ていない。とつくづく思います。子供に弾かせるべきではないですね。余程才能がある子以外は。などと言っていると、私がおかしいのか?と思われそうで少々不安になりますが。
まあ、私がおかしいのですよ。多分。それでも構いません。しつこいようですが、バッハはロックです!