コンビニで白い靴下を見たら、なんだか無性に懐かしくなりました。子供の頃から学生時代までは誰もが綿のなんの変哲もない白い靴下を履いていました。特に男子は。昭和ですねー。あの頃は今のような便利な世の中ではなかったけれど、考えようによっては今より幸せな時代だったのかもしれません。などと最近は事あるごとに思うようになってしまいました。それが知らない間に歳をとってしまった証拠なんでしょうね。あー大人って、もっと違う人間になっているのだろうと若いころは思っていました。いわゆる大人になるって、ちゃんとした大人になるんだと思っていました。でも現実は違った!身体だけおじさんになっちゃったけど、ちっとも中身は変わっていない!こんなはずじゃなかったなー。しみじみ思います。
で、白い靴下。何年ぶりですかね?毎日毎日履いています。最初はちょっとダサイかなと思ったのですが、昔が懐かしいのもすこしはありますかね。でも、一番はなんだか足下からスッキリとキチンとした感じ?そんな気持ちになれるんですよ。なんとなく。ただでさえ、自由奔放に好き勝手に毎日過ごしていて、着るものも毎日カジュアルで組み合わせなんて全く考えず、すっかり無頓着ですから、せめて足下くらいと思うわけです。なんだかシャキッとしますね。シャキッとで思うのは、これを口にすると周りからエッ?という反応が返ってくるのですが、未だに顔を洗うときは固形石鹸ですね。顔の皮膚がパリッとつっぱった感じがしないと洗った気がしないので。乳液なんて私からしたら気持ち悪いですね。やっぱり顔はシャキッとサッパリですよ!
で白い靴下だの石鹸で顔を洗ってつっぱっているのがいいだの、ぶつぶつ言ってますが、昔のピアノというか、演奏で求められていたのは、そんな白い靴下や石鹸のような演奏でしたね。なんだかわかりづらいと思いますが、とにかくきちんとした演奏ですよ。全ての音がキッパリとしていて、テンポも絶対にずれてはいけないし、なんだかそんな世界でした。白い靴下のような演奏を、特に学生はしなくてはならないという空気でしたね。最近の学生さんたちの方が、よっぽど個性があって自由に弾いていると感じますね。まあ、時代が違うのですよ。コロッケがおかずの主役だったり、サラダなんて基本的になくて漬物か生野菜といえば、キャベツの千切りにトマトとキュウリ、ドレッシングなんかなくてソースやマヨネーズで生野菜を食べた時代。どこでもそんな感じでしたから。今のようにサラダがお洒落で種類豊富にあるなんて昔から考えたら信じられないです。そんな違いが演奏にもあるような感じがしますね。演奏レベルは明らかに今の方が良いのですよ。でも、昔の方が下手だったし自由もなかったけど、あれはあれでなんだか良かった。なぜなら、もっと上手くなってやるという気概が昔の若者にはあったし、社会全体がもっと良くなろう!と夢を見ていたから楽しかったし生き生きとしていましたね。たとえ白い靴下でも、これから大人になって白じゃなくてカラフルになるんだ!みたいな時代でした。