私は世界中で一番、母国日本が好きです。日本の人も同じく好きです。もちろん、言うまでもなく全ての日本人のことが好きなわけではありません、中には苦手な人もいますし、今まで大勢出会ってきました。まあ、当たり前ですよね。でも思います。悪い人っているようで、実はそんなにいないということを。すぐ人は自分の意に沿わない人を悪い人だと思いがちですね。でも、冷静になって考えてみたら、悪い人なんてそうはいないと思うようになりました。そう思えるようになって感じるのは、そう思った方が気持ちがいいんです。そして生きて行きやすいんです。私の身体の全ての細胞が笑顔になるんです。そう思えるようになって今は幸せですね。そして悪い人イコール嫌いな人になりやすい。苦手と嫌いはちょっとだけ違うんです。苦手な人がいたとしても嫌いな人はいない方がいいですよ。そんな生き方、考え方をお勧めします。多分、皆さんも改めて考えてみたら嫌いだと思っている人も、実はそこまで嫌いじゃないなぁと思うと思います。胸に手を当てて考えてみましょう。
で、私のどちらかというと苦手なことなのですが、日本人の多くの方に見受けられる傾向として多数の意見に流されやすいと感じます。ピアノ界も、どの分野の世界でも同じ傾向があるように感じますね。多数派にいた方が安心なんでしょう。様々な不都合も起きないし、楽なんだと思います。でも、社会で素晴らしいと言われる多くの人の行っていることや考え方は必ずしも多数派に属していませんね。むしろ少数だと思います。この辺りを一度真剣に考えてみてください。勇気を持って!ピアノだったらピアノの世界に違う新しい風を吹き込むつもりでよく考えたら何か素晴らしいこと、嬉しいことに到達出来るかもしれません。
今までになかった新しい命を生み出すのです。
一度きりの人生なのですから、思い切って勇気を持ちましょう!本当に好きなことだったら、きっと楽しいことになりますよ。私にとっては、それがホロヴィッツやアルゲリッチやニコラーエワ先生の演奏でした。ホロヴィッツになんか絶対なれないと思わないで、一生かけてホロヴィッツになる!と思い続けましょう。
それがたとえ少数派だったとしてもね。