誰かに何かをお願いする時、つい心のどこかで色よい返事を期待してしまいます。でもダメもとだから期待するのはやめようと思うんです。と思うこと自体が、やはり期待していることになるんですね。そう思うと自分でもわけがわからなくなり、考えることそのものをやめようと努力します。でもやっぱりどこかで期待している自分がいたりします。なんだかとてもややこしいのですが誰しもそうなんじゃないかと思います。人間てとても複雑ですし、自分に都合よく考えてしまいます。繊細で弱いからかもしれません。

で、要するに自分が相手に何かを投げて、相手から何かが帰ってくる。これはコミュニケーションの基本ですね。

指と鍵盤の間にも、微妙な駆け引きを通してコミュニケーションが大切です。鍵盤には押した後の浮力があります。その浮力、つまり人間関係においては返事ですね。その返事をきちんと無視しないで捉えなければなりません。しかもいい返事をもらうには、お願いである打鍵が良くなければ、いい返事は帰ってこないです。

おもしろいものですね。

ピアノの鍵盤と人の心は同じようなものです。