世の中には古くて確固たる伝統、歴史のある物は素晴らしいと思われているふしがある。
私は思うのだが、本当にそうだろうか?
だとしたら、新しい物や事は古いものより劣るという方程式が成り立つ。
歴史のある会社の方が、新しいベンチャー企業より、素晴らしい物を社会に提供しているとは限らない。むしろ古い歴史があるからこそ生まれてしまった問題というものもある。
音楽の世界も同じような気がする。
伝統に縛られてしまい、新しいことを拒絶する頭の硬さ。古いから良いと思うのは、短絡的な考え方だと思う。
新しいことを受け入れるということは、頭を柔軟にして、ある意味ではいつも初心に帰るということ。
この初心に帰る。毎日毎日、初心に帰る。それまで積み上げてきたことに執着するのではなく。
これこそが大切なことのひとつだと思う。
昨日、上手くいったから、今日も昨日と同じことをしようとするのではなく、昨日の自分は過去の自分。昨日の真似をするのではなく、今日は今日で新しく一から始めるのだ。