私は音にこだわる。またですか?と思う方もいるだろう。思うに、音と音楽は別という考え、イメージを持っている方も多いだろう。私も長らくそう思っていた。それは音楽という存在をあくまでも精神的に強く捉えていたからかもしれない。そうあるべきだし、芸術とはそういうものだと。また、知的なものであり、多くの知識に基づいた深い考えでつくるものであるとか。確かに、そういう要素は存在すると考えている。だから、一般に音を磨くという意識を持つ者は少ないのだろう。
しかし、今の私は違う境地にいる。音を磨くことにより、響きが豊かになり、そうならなければできない音楽、そうなった者達だけが感じたり、思いつくことができる音楽があるということ。
だから、音と音楽は切り離すことはできないし、音が磨かれなければ、音楽も広がらないし、深くもならないと思う。