最近、私はタッチについて系統だてている。これはもしかしたら、危険で良くないことなのかもしれないし、順番が逆なのかもしれない。でも、効率的に段階を踏んでいくためには有効なことなのかもしれない。
現在、私は13種類のタッチを明確化した。このタッチを教え、生徒たちにアドリブで試してもらっているのだが、今のところ、一部の生徒たちには功を奏している。
その演奏は見違えるほど大きな収穫をもたらしている。どんなに美しい音で弾かれても音色の種類が少なくては魅力に乏しいし、表現される音楽の幅も深さも、立体感も、解釈そのものに大きく影響を及ぼすと思う。本当に興味深い。