テクニカル的にある程度のレベルに来ているとする。
当然、美しい音を出している。
でもそれは、残念なことに楽器としての物理的な美しい音。
もっと上のレベルを目指すならば、その出している美しい音のもっと向こう。その地点をはるかに超えなければならない。
向こうに待っているのは、まさに生きた人の声。
人の声のように楽器がなってこそ、ただの美しさを超える。
もちろん、学んでいる段階では致し方ないのかもしれない。
がしかし、それでは耽美主義ともとられかれない。
それでは真の美とは言えないのではないか。
実はヨッフェ先生もレッスンに於いて、「もっと人の声を出してください!」とおっしゃる。
道は遠い。