今の東京は隙間がない。

街も、人も、生き方も、時間の流れ方も。

予定をたくさん入れて隙間なく生きるのが美徳のようだ。

 

演奏も同じように感じる。

隙間のない演奏が評価される。

 

藝術というものを改めて考えたときに、実は隙間って大切だと思う。

 

隙間に風が吹くから、自由な発想がわくのだ。

 

隙間なく生きている人の演奏は、自ずと生き様が反映され、その演奏はもはや生きているとは言えないだろう。

隙間を大切にしよう。

あらゆる隙間を。