藝術には個性が存在しなければならない。一人一人が異なる感受性でもって、異なる思考をもっているからこそ、良い意味での個性が生まれる。

それぞれが上でも下でもなく、それぞれがある一定以上の高いステージにあり、それぞれに花開いていれば申し分ないことだと思う。

演奏家も教師も一芸術家として自分自身の内的世界をどん欲に見つめ続けなければならない。

一つ思うのは、ある一定以上の芸術家ならば、その内的な世界はそれなりのものではなくてはならない。がしかし、現実にはそうでもないらしいと感じる。これは問題だと言わざるを得ない。一流の大学教授が必ずしも水準の高いスキルを持っているとは限らないことを感じる。そのような者が高い地位や権力を持ってしまっているのかもしれない。まぁ、世の常だと言ってしまえばそれまでだが。

受けた教育や社会情勢の違いにより、世代格差が生じているのかもしれない。

私はこのことを非常に大きな問題だと捉えている。

この格差を何とかしなければならないと思うのだ。高い授業料を払っていても、師事する教師により生徒が得られるものが天と地ほどの差があっても良いのだろうか。