ロシアの子供用の教材もいろいろあると思うが、
わたしはニコラーエフ教本という本を主に使っている。(残念ながら今は日本語版は絶版となってしまったが)
ロシアの奏法を根本から身につけるのにうってつけの教材であり、わたしから言わせれば、子供用の教材からやり直さなければ、ロシアピアニズムの奏法は身につくことはないと考えている。つまり、どんなにモスクワ音楽院の著名な教授のマスタークラスを受けてもダメということである。
で、この子供用の教材だが、これを練習することによってロシアピアニズムの奏法の基本がたくさん無理なく身につくのだが、最近特に思うのは「もたれる」感覚を理解しやすいということである。
従来の奏法ではもたれてはいないから、もたれられるようになるのは本当に難しいと普段生徒たちをみていて痛感する。
皆、自分はもたれていると思い込んでいるだけで、ほとんどの場合、もたれていないのである。
子供用の教材を徹底的にやらなければロシアの響きは出てこないのだ。