先ほどから小一時間、お気に入りの間接照明の灯りをつけて、猫が戯れている居間で温かい煎茶を淹れて無の境地にいた。
何を考えるわけでもなく、ただひたすら無になっていた。
なんと幸せな時間だったのだろうかという思いに浸っている。
少しでも一人前の芸術家になりたくてと思いつつ日々過ごしている。
しかし、現実には来る日も来る日もレッスンレッスン。
確かに手応えはあるのだが、同時にこのままで良いのか?という不安がよぎる。
先ほどの無の時間が芸術家だけでなく気忙しい人にとって、いかに大切なことかと心から感じた。
無の時間がなければ、新たな発見、発想も浮かずに枯渇してしまうだろう。