ハイドンの有名な変ホ長調(ソシラドシ)のソナタ。

奇想天外で頭脳明晰という言葉が浮かぶ。
古典だからといって
石ころを連想させる硬い音のイメージは
私にはない。
明るい色彩に彩られた美しい世界。
それは色とりどりのショーケースに並んだ
甘味なケーキたちのようだ。
装飾音や前打音は軽く載せられたミントの葉のよう。

さしずめハイドンは音楽界のパティシエといったところだろう。 

石ころみたいな固いケーキは食えねえ。