中学生の男の子のレッスン。
曲はベートーヴェンのソナタ第18番第3楽章。
なんとなく音楽の方向性は良い。
がしかし、何かが足りない。
おそらく目的地がどこなのかがわからない様子。
ベートーヴェンに対するイメージを話した。
わたしが思うに、ベートーヴェンの音楽の世界は
人として最も愛情に満ち溢れた温かい世界だと思う。
その温かい愛情に満ち溢れた音楽であるということを
言葉で認識することによって
演奏に、1音1音により具体的な温かいエネルギーが宿ると思った。
中学生とは言っても、自分より弱い存在を意識してみたり
大切な友達のことを思う気持ちは理解できると思う。
それが愛情の1つであることを。
グラツィオーソと楽譜に書いてあるが
そこには温かい愛情に基づいた品格をイメージしてほしいと思った。