スクリャービンの幻想曲 作品28のレッスンをして感じた。
音量の問題ではない。
どんなに小さな音でも無限に広がる果てしなく大きな宇宙が内存されていなくてはならない。
出だしの1フレーズを何度も何度も弾かせた。
試行錯誤を繰り返しながら響きの種類を変えてみる。
鍵盤の深さ1センチの中に存在する多様な可能性を探る。
音と音とが解け合わなくてはならない。
音と音とが共鳴しなければならない。
無限の色彩が聴こえてこなくてはならない。
悲劇的な色、表情。
聴くものを一瞬にして日常から非日常の感覚にさせなくてはならない。