昨夜、ある方からうかがった。
日本の絵は、江戸時代、鎖国状態にあったから独自の世界が繰り広げられ発展していったのだそうだ。ちなみに、いわゆる日本画と呼ぶべき作品が描かれたのは明治維新後のことらしい。
音楽に置き換えて考えてみると、ロシアに戻る前のソ連の時代も同じではないか?と思った。
今のモスクワ音楽院よりも、ソ連時代のモスクワ音楽院、もっと言ってしまえば、ソ連時代の音楽家の方がレベルが高かったように思う。
そこには、情報が個人には簡単に入ってこない環境というのが良い意味で働いていたように思う。情報が簡単に入ることで、皆同じように均一化されてしまい、個性が乏しくなってしまう。
ホロヴィッツやリヒテル、ギレリスたちなどの個性的なピアニストはそれぞれが圧倒的な存在を持っていた。そんなピアニストはもう生まれてこないのかもしれない。
政治と芸術の深いかかわりを感じる。