今まで指先はピアノ演奏上大切なのは当たり前だと思っていた。
過去にもそういうような記事を書いたと思う。
でも、今わかった。
指先はどうでもいいとまではいわないが、それほど重要でもないということがわかった。
指先にエネルギーが存在すると、レガートにはならないということ。
確かにフィンガーレガートというものはあるが、その場合にでも大切なのは指先ではない。
指先の意識はほとんどなく、鍵盤にただ触れている状態と言ってもいい。
それよりも指の付け根から第2関節までの意識。
そして手首から前腕、わきの下までの筋肉の支えが一番重要。
指先にエネルギーが存在している音では倍音が少ない。
この弾き方、異端かもしれないが、ネイガウスもガヴリーロフもソコロフも二コラーエワも行っていること。
皆、私が心から惹かれる音で音楽をやっている人たち。
これ真実。
これで、なお一層、ソヴィエト時代のニコラーエフ教本の重要性が増した。
まとめ。
指先の音が聴こえたら、レガートに聴こえないということ。
また1つ、新しい発見。
すごく嬉しい。