何をいまさらと思わなくもないが。

 

私が奏法を変えて一番大きく変わったことの1つは指弾きじゃなくなったこと。

先日知ったが、フランス帰りの某ピアニストの著書では指弾きを推奨している記述もあるそうな。

ん~っ、考え方の相違と言ってしまえばそこまでだが。

 

指弾き、ヨッフェ先生もやはり最も嫌っていることの1つ。

生徒が少しでも指をバタバタ上に上げて弾いていると、必ず指摘する。

 

「どうしてあなたの指は(バタバタ動かしながら)こうするのですか?」

「動きは少なく、ポジションの移動も無駄なく速く」

 

私が思うに、指弾きをするのとしないのでは、出てくる音そのものが違う。

弾き心地も違う。

 

指弾き、ロシア人ピアニストでももちろんいる。

 

ん~っ、ものすごく単純明快なことだと思うのだが。

 

と思っても仕方がないのかもしれない。

 

指弾きをする人は、指弾きの音や体感が好きなのだろうと思う。全然ホールじゃ響かないのにとは思うが。

 

私自身もしていたことだし、現にあるイギリス人ピアニストのレッスンを受けたときに

開口一番、「あなたの弾き方は古い弾き方です。」

と言われてしまったくらいだから。

 

 

 

 

 

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