人は自転車に乗るとき、左右の平衡感覚を駆使してバランスを取っている。
支えるべき筋肉で支え、力を抜くべきところは力を抜く。
ふと思ったのは、自転車に乗るのとピアノを弾くことに相似性があるということ。
手のひらを鍵盤に構える時に、一般的には左右のバランスを弾いている指そのものでとり、安定感を得ているが、私は両サイドの1と5の指に意識を持ち左右のバランスをまるで自転車に乗るがごとくにとっている。
すなわち弾いている指自体はある程度脱力していており、1と5の指で「やじろべえ」のようにバランスをとることをし、弾いている指の安定感を得るために助けている。
例えば5の指を弾くとき、5の指の筋肉で支えるだけではなくバランスをとるために、1の指の筋肉が活躍している。
まさに自転車に乗るときの左右の平衡感覚を得ることと同じではないか!
要するにミスタッチをしないようにするために弾いている指の筋肉だけで安定感を得るのではなく、弾いていない1と5の指でバランスを取りながら安定感を得、弾いている指は瞬時に打鍵とともに脱力することによって響きが生じるということ。これをしないと響きが出ずに音が固まってしまうと思う。
いつ何時でも行っているとは断言できないが、そのような感覚を感じることは多い。