レガートと言っても大きく分けて2種類あると思う。
1つはフィンガーレガート。もう1つはダンパーペダルの使用による響きのレガート。
その響きのレガートの中にも、ショパンのレガートとシューマンのレガートは違うことを昨日のレッスンで感じた。
その生徒が弾くシューマンは、まるでショパンのようなレガートだったのだ。
わかりやすく言うならば、シューマンがフランス語でしゃべっているようなレガートだった。
そのレガートはショパンにふさわしいレガートであり、シューマンの作品を弾くにあたって、そこに違和感を感じた。
要するにレガートすぎるのだ。
もっとドイツ語の響きのようなレガートが似つかわしい。
これにはタッチそのものを変えなくてはその表現はできない。