不思議なことなのだが、ソコロフのタッチを教えた生徒たちからは、口々に「弾いてないみたいです!」と言われる。

 

なるほど確かにそうだ。

 

弾くというよりもただただ鍵盤に触れるという感覚に近い。

 

身体を使うスポーツ競技のフォームにしてもピアノにしても、突き詰めて行けば行くほど、その動きは無駄がなくなり、シンプルになると思う。何事も極められた世界はシンプルなのかもしれない。

 

だから、弾いている感覚があるうちは、まだまだテクニックを極めていないと言えると思う。

 

この領域は、従来の奏法で弾いている方からは想像もできないだろうし、信じられないことだろう。

 

 

 

 

 

 

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