一昨年、ここに掲載した篠原貴之氏の作品を購入した。雄大な富士を望む絶景は、実際に描かれている以上の広がりを連想させる。そこに私は永遠の魂を感じたから購入した。それから数日後、京都に住む篠原氏からお礼の気持ちが書かれた、それも筆で書かれたなんとも達筆な封書をいただいた。なんという美の世界だろうと思った。流れるようなその筆跡に魅了された。聞いた話によると、一般に絵は洋画にしろ日本画にしろ英語で描くという言葉をペインティング、しかし水墨画は描き直しが出来ないからドローイングと言うのだそうである。まさにやり直しがきかない即興の世界。書も水墨画も、ピアノ演奏と同じではないか!そこには極度の集中をもってして描く世界であり、私は篠原氏からいただいた封書のごとくに演奏したいと思った。この動画をご覧になってほしい。五重塔など神業だ。
