指が弱い!とレッスンで生徒に言う教師は日本中にあふれていると思う。
確かに弱いのだろうが、その強化方法にハノンやチェルニー、指の独立のためにピシュナを教材にする教師はいまだに多いと思う。
そのような教材を使うレッスンは時代遅れだと思う。
要するに、古い弾き方、奏法を習得するための方法であり、その延長、行く末にアルゲリッチやリヒテル、ホロヴィッツは絶対にいないし、絶対になれない。
そんな当たり前のことを教える側の教師は、もっと真剣に見直し、自分が受けてきたからというレッスンを生徒にしてはならないと思う。
同業者ながら、そんな教師がいまだにいることに戸惑いを感じる。