今、ヨッフェ先生が来日している。今日は休みで我が家へ鰻を食べに来ることになっている。
聞いたところによると、今、日本人学生の間でヨッフェ先生は受講してみたい先生の中では人気の先生の1人のようだ。
この夏のザルツブルクの夏期講習会でも、既に音源でオーディションが行われ、多くの日本人が申し込んだようだ。
思うのだが、ロシア人気で沸く中、ロシア人の先生のレッスンを受講してうまくなりたいと思っている学生は本当にいるのか?と。
ヨッフェ先生に限らず、ロシアにはロシアの伝統があるのだが、その伝統、特に響きの出し方に関するテクニック的な内容のレッスンを期待していたとしても、まず教えてもらえない。というか短期間で習得できるものではない。
だから教師もそこまでは言及しないしできない。
受講生にその下地がなければ、言えることは限られてしまい、それなりのレッスンになるというのが普通のようだ。
それなりのレッスンを受けたいならば、それなりのことを身に付け準備したほうがより良いレッスンを受けられると思う。