私には基本的に休日がない。

他人から不思議に思われることもあるが、私にとっては不思議でも何でもない。

音楽に触れ、音楽のことを考え、音楽に感動している毎日を送っているから。

 

自分と音楽は子供の頃から一体であり、私にとっては自然に赴くままに自身に正直に生きてきて、結果、毎日、音楽とともに生きているだけに過ぎない。

 

表現を変えるとしたら、語弊があるかもしれないが、ただただ楽しんでいるだけなのかもしれない。私にとって道楽なのかもしれない。

 

喜んでいる自分がいる。

感動している自分がいる。

熱い心で夢中になっている自分がいる。

 

そして、生徒と音楽について、美について、人生について、考えや感覚を共有する喜びを感じている。

 

ふと思うのは、音楽を仕事にしている人の中に、音楽を楽しんでいない人がいると感じる時がある。本当は音楽が好きで音楽をやっているのに、その根本を忘れてしまって、もっと違う欲のようなものにとらわれてしまっていて、初心を忘れて演奏をしたり、練習をしたり、教えている人がいるような気がする。

 

人の心は弱いから、いろいろな誘惑に勝てなかったり、欲におぼれたりするときもあるだろう。

 

本当は人に迷惑をかけなければ、人生どう生きるのもありだと思っているが、私自身は音楽を生業にしているならば、音楽に対して純粋な気持ちを保ったまま生きていきたいと心から思う。

 

 

 

 

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