最近、日本のピアノ教師たちの間でロシアピアニズムに興味のある方が増え、全国各地でレクチャーが開催され多くの入場者でにぎわっているという。このことを私自身大変うれしく思っている。
私のところへも先月数人のピアノ教師の方が入門された。
皆さん、私と同世代か少し上あたりだろうか。
難しい曲を弾くことより、ロシアの子供の導入用の教則本を使って、身体の使い方から、手首の旋回、指の使い方、理想の音を追求し、主に古典作品で必要となる基礎的なインナーマッスルを使ったフィンガーレガート、ノン・レガートを学んでいただいている。
加えて、手のトレーニング方法もお教えして、1日でも早く安定した土台を作っていただいている。
皆さん、実感されるのは従来の奏法とこの奏法では使う筋肉が全く違うということ。出てくる響きも全く違うということを実感されている。
以前にも述べたが、まずは日本の多くのピアノ教師が変わらなければならないと思う。
未だに昔ながらに指を上げ下げして、私からすれば無意味に脱力させて弾かせている教師のほうがまだまだ圧倒的に多いのが実情だろうから。
1人でも多くの良い教育ができるピアノ教師が増え、それを教え、子供たちの演奏が変化していくことが今の日本では重要だと思う。
1から勉強をやり直しされている方々に対して、その勇気と情熱に対して、私は大変うれしいことであり敬意をもって心から応援したいと思っている。