世の中には自分の知らなかった世界に驚くことはいくらでもある。

それを称して「目から鱗」という。

 

ピアノという楽器の例えばテクニック。

 

「自分は何でもすでに弾ける。」「私は専門的に勉強したのだから曲がりになりにもプロ。」

「専門的な教育を受けたのだから私のタッチは基礎ができている。」

と思っていた人がいたとしよう。

 

もし、そう思っていて演奏活動や教育活動をしているとすれば、その人の成長はそこで止まるだろう。

 

テクニックだって、音楽だって上には上がいるということを知らない、気づかないまま人生を過ごせたら、それはそれで幸せなのかもしれない。

 

純粋に音楽やピアノと向き合い、他人の考えに耳を傾けたり、一生をかけて探求する心を失わないでいることは皆ができることではないのかもしれない。

 

それよりも特に若い人は、地位や名声、お金を求めてコンクールを受けまくり、人脈を広げ、それが幸せへの道だと思っているのかもしれない。大学教授になったりコンクールの審査員をして活躍している自分に満足する人もいるだろう。

 

思うに、そのようなことは求めるものではなくて、努力し続けた結果として得ることができるかもしれない運命的なことだと思う。

 

そのことに気が付いていても、皆、心が弱いからついつい求めてしまうのだろう。

 

お金持ちになると幸せと思う人は多いが、それもいざなれた人からするとそこに幸せはないという。

 

それよりも、テクニックでも音楽でも、「目から鱗」の経験をすることは大切だと思う。

 

それは幸せな瞬間だ。まさに感動の瞬間だ。

 

私は、日々「目から鱗」の経験をしたくて、素晴らし人格を持った人と接したり、音楽やピアノや書物や絵画に接している。ただただ感動したいから。

 

 

 

 

 

 

 

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