えっ?
と思われる方も多いと思います。
何も裸になって鏡に映った全身の筋肉の動きを確認、大胸筋は働いているか?肩甲骨は緩んでいるか?などするわけではありません。
冗談ではなく、1つは正確には手首の練習です。手首の上げ下げの際、自然な状態で上げ下げする、不必要に力まないようにするには、流麗な動きが必然となります。ロシアピアニズムでは手首を微動だにしない古い弾き方のように固定することなく、上下左右前後、必要に応じてポジションを変えます。
湯船の水面で、お湯がはねてしまうようなぎくしゃくとした動きにならないように、手首が固まらないようにお湯がはねないように滑らかに小さな動きで上下に動かします。
脱力の練習ですね!お湯の浮力も手伝ってくれますから、脱力状態の手首のまま動かすことの体感を得るに良いかもしれませんね。特に手首が硬い人にとっては有効でしょう。
それから、これは大人の生徒さんから伺いました。
音を集める際、指の内側と手のひらに力を込め指先で鍵盤に指を置くのですが
それを湯船に入った際に水面でそっと行うと、水面に小さな波紋ができます。
この波紋がいびつにならないように、きれいな輪になるように、しかも左右均等に波紋を作るのは難しいのです。
一般的には右利きの人が多いでしょうから、左手のコントロールが難しいと思います。水面に指先を置くように慎重に触れて、きれいなお湯の波紋を作るのです。
あと余談ですが、本番がある日の朝にシャワーを浴びないほうが良いと思います。手のひら、指などの筋肉がお湯で暖まってリラックスしてしまい、コントロールが難しくなります。できるだけ前日の夜のうちに済ませましょう。
参考まで。
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