ロシアの子供の教材を有効に使うことができて、結果として従来の弾き方とは全く違う筋肉が発達し、その表現も全く違うものになります。
聞いた話によると、小学高学年くらいの年では、日本の子供のほうがロシアの子供に比べてはるかに難しい曲を指を使って弾ききってしまうようで、なんだロシアのレヴェルは低いじゃないか!と昔、ロシアに視察に訪れた日本の某有名教授は思ったそうです。
しかし、曲の難易度は低くとも、ロシアの子供たちはその奏法が根本から全く違い、長年かけて指先から前腕までの内側の筋肉を鍛えぬいているので、中学生くらいになると、日本の子供たちをあっという間に追い抜いてしまうのが現状なのです。
ピアニズムというか奏法の違いというのは、顕著に表れるようです。日本のピアノ教育の現場も少しでも変わると良いと思います。
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