バレエダンサーが足のつま先をゆっくりと床に置くところを想像してください。

美しいですね!でも、その美しさとは裏腹に、太ももをはじめ身体中のありとあらゆる筋肉で支えているはずです。

 

思うに、ロシアのピアニズムはバレエの足の動きからきているように感じます。大変美しい動きで無駄のない洗練された動きです。

 

ゆえに打鍵の基本はバレエの足さばきであると感じます。

 

指そのものの屈筋、腕の腱、前腕の筋肉などの支えがあって、指はバレエダンサーのように鍵盤の上を美しく踊ることができるのです。

 

前の章でもお話ししましたが、打鍵の基本は指を置くことです。

 

鍵盤が豆腐、しかも絹ごし豆腐かプリンだと想像してください。

 

それを崩したり指で穴が開かないように慎重に打鍵するのが、ロシアピアニズムの基本です。タチアナ・ニコラーエワ、グレゴリーソコロフ、アンドレイ・ガヴリーロフなど数々のロシア系ピアニストの打鍵の基本は鍵盤に慎重に置くことなのです。

 

信じられないかもしれませんが、本当です。






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