3月は卒業の季節ですね。しかし、音楽を志す者にとっては卒業ではなく、本当の意味で音楽家、芸術家としての長い道のり、人生の初めの第1歩だと思います。

 

私の下にも、音楽大学を卒業した20代の若いピアニストが大勢います。皆、親御さんのご理解の下、ピアノの勉強を続けています。もちろん、100パーセント自立しているわけではなくアルバイトをしながら勉強を続けているものも大勢います。

 

一般の社会では、大学卒業と同時に社会人になり1人立ちするわけですが、音楽の世界はなかなかそうはいきません。

 

人並みに稼げるようになって、自立できるまでにはまだまだ時間がかかります。

 

もし、あなたが勉強を続けたくとも、経済的理由で継続できないというのなら、厳しいようですが、あなたの才能はそこまでなのです。

 

お金がないからできないというのは、あなたのピアノに対する、広くは人生に対する意思が薄弱なだけです。

 

レッスン料を稼ぐことなど、その気になればいくらでも方法はあるのです。ただただ、そこには強い意志が必要なだけです。

 

ピアノに対する情熱、夢、愛情があれば、絶対に苦労とも思わずに勉強を続けていくことができるのです。それができるかできないかは、あなたの才能とも言えるでしょう。

 

「言いわけ」は、ただただ逃げている以外の何物でもないのです。

 

未来ある若者の皆さんには、是非、勉強を継続してほしいと心から願います。






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