ロシアピアニズムの奏法と言っても、その流派によりテクニックや音色の傾向は千差万別ですので一概には申し上げられませんが。

 

昔、従来の奏法で練習していたころ、練習を休むと指が鈍り、弾きずらくなったことを懐かしく覚えております。

 

1日休むと自分に、2日休むと他人にわかる。でしたっけ?そのようなことが言われていますが、奏法を変えたことにより、この言葉とは無縁になりました。

 

現在の奏法は伸筋を使う割合が減りましたから、驚くべきことに練習しなくても指が鈍るという感覚はありません。

 

何日も弾いていないので、指が鈍って弾きずらいという感覚から解放されるのです。

 

人の手は、物をつかむようにできていますから、日常生活の筋力で十分なのです。

 

超一流のピアニストが、日々忙しくしていて、毎日何時間も練習を確保などできなくても弾けるのは、奏法そのものが合理的だからだと思います。






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