今日、私の叔母が亡くなりました。夜中に駆けつけ、最期を看取ることが出来たのは、不幸中の幸いだったのかもしれません。

 

私の叔母は、山田流筝曲の師範、また、一中節も始め、いわゆる邦楽の演奏活動を行っています。

私が幼少のころより今に至るまで、私がピアノの道を歩むうえで心のどこかに、その存在は大きく、今では誇りに思っております。

 

ジャンルは違っても、芸術家というものがどうあるべきかを、教え諭してくれるのです。

 

先日、その叔母と話していて、ある時、叔母が演奏していた時のことなのですが、叔母自身25分もの大曲を演奏する際に、無の境地に至ることが出来たというのです。

 

何かをしているという感覚が全くなかったと言います。

 

この感覚は演奏するうえで理想の境地であり、いわゆる現生ではなく、魂の世界に到達できたのだと思います。

 

改めて、叔母に対して尊敬の念を覚えました。

 

現在私は、公の場所では演奏をしませんが、仲間の内で小品を弾くことはあり、そんな時には理想の境地になれればと思います。



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