今朝、カーテンを開けるとバルコニーで育てている牡丹の「島の藤」という淡い藤色を基本としながら芯に向かって濃い紫になる、直径20センチはあろう大きさの花が今年も開き始めました。

 

これは人が品種改良を重ねた結果の正に芸術の領域だと思います。その花を見た瞬間に私は直感で心奪われ、理屈ではなく自分自身の心の中が洗われ、神聖な気持ちになりました。

 

同じことが昨夜もありました。長らく10年以上もクローゼットの中にしまってあった小さなペルシャ絨毯をピアノの横の壁に貼り付けて飾ったのです。

 

床に敷いてあった時、まだ私も若かったからかもしれませんが、その絨毯を見ても何も感じなかったものですが、壁に貼り付けた途端、その職人が手仕事で作り上げた端正で細かい技に私は心から圧倒され、時間が止まったかのごとくに眺め、何か私の心がその絨毯に引き込まれてしまうというか、また、その逆にその絨毯の絵柄からものすごいパワーを感じたのです。

 

生徒の演奏を毎日聴いていますが、たまにその演奏の中に上質な非常に聴いていて心地良い響きが鳴ったとたん、気が付くと同じように私の心が奪われる瞬間があり、私の心は洗われるのです。

 

真の芸術に触れると、それは人が作り出した花であれ、絨毯であれ、響きであれ、私の心は洗われ、ある種の喜びでいっぱいになるのです。





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