ネイガウス流派のピアニズムを指導してきて20年が経ちました。
その間、その生徒にもよりますが、このピアニズムを学ぶ上で、耳と奏法の2つに分けたときに、どちらが先行するかは人によります。
私個人としては、奏法よりも耳が先に育つ方が良いように思います。
耳が先行している方が、その生徒の頭や心に理想の響きや、理想の音楽が鳴っているわけですから、それを追い求めていく方が、結果として良い方向に向かっているようです。
私自身も、たくさんの先生方の美しい響きを聴かせていただく機会がありましたが、その時期によってそれは異なるのですが、まだ右も左もわからない頃のニコラーエワ先生の響き、その後のヨッフェ先生の響き、モギレフスキー先生の響き、そして生では聴いていませんが、最近はセルゲイ・ババヤンの響きを追ってピアノに向かっているのです。
まず響きを探す。
指の使い方は、今となっては何も考えなくても良いところまで来たのかもしれません。
理想の響きを実現できた時に、指や身体はこうしていた!というのが最近の私です。
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