今日のレッスンでのことです。まだ私の下で勉強を始めてから日が浅い大学生が、バッハのフランス組曲を持ってきました。その学生にとってはフランス組曲など、なんてことはない程度の曲なのですが・・・。

 

既に数か月経っていますから、おおよその幹の部分は理解しており、身体のどこで支えるべきか?身体のどこを弛緩させるのか?ということは理解している段階です。

 

もちろん、その幹の部分をより太くしながら、枝葉の部分をこれから学んでいかなければならないわけで、今日のレッスンでは、鍵盤は指で弾くのではなく、指で鍵盤に1音1音大切に置いて行かなければならない感覚が非常に重要であること。

 

そして、手のひらの中のインナーマッスルをフルに使って、1音1音コントロールしていくこと。

 

その際、体中の意識、体感として支えるべき部分と、緩める部分を徹底すること。それは実は頭というか、顔の筋肉も関係しており、1音1音意識を集中することによって、実は目の横のこめかみに頭(顔)の支点ができることなど、あらゆることを徹底させました。

 

そのようなことを実践した結果、1音1音に磨き抜かれた黄金の響きが宿りました。

 

このことは基礎段階として非常に重要なことであり、そのように弾けた生徒も私も心から嬉しく思える瞬間でした。音の多い曲を無責任に弾き散らかすのとは対極にある演奏であり、バッハをこのように1音1音、いつくしむように弾いて行くことに、演奏藝術のだいご味があると思いました。









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