ピアノを弾く時に、どのように弾くかということは、どのピアニズムでも考えることです。しかし、以前の記事でも申し上げたように、どのように鍵盤から指先を離すのか?ということにまでこだわるのはロシアピアニズムだけのようです。

 

それは、指先の鍵盤の底を離れるタイミング、また指先を含めた手全体の離し方、音の切り方次第で音の響きや、音色、音のキャラクターが変わってしまうということは、非常に大切なことであり、最近のレッスンにおいて、そのことについて生徒たちに問題意識を持つよう示唆しています。

 

このことに注目することにより、演奏の質ががらりと変わってしまうのです。

 

例えば、同じ時間鍵盤の底に触れていても、真上に上げるのか、手前に払うようにとるのか、鍵盤の奥に向かって指先を突くようにとるのか、指の支点は指先なのか、第3関節なのか、手首なのか、などなど挙げればきりがありません。

 

それに加えて、そもそも弾く時に鍵盤の浅いところを狙うのか、深いところを狙うのか、打鍵のスピードは速いのか遅いのか、などなどの要素の組み合わせにより音色は変わってしまうのです。言うなれば、その組み合わせ、表現の種類は無限大といってもよいでしょう。

 

このようなことはあまりにも複雑なことゆえ、頭で考えるよりも、最終的には感覚で追うことであり、耳で響きを聴いて体が自然に反応するというのが理想だと思います。





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