シューマン ノヴェレッテン
op.21-8
小節番号はヘンレ版を参考
この楽曲、シューマンの持つ、情熱、コントロール出来ないほどの思い、気が狂
うほど(crazy)の感情をもう少し見せるようにしましょう。テン ポという意味で
はなく、強弱、感情、表情を圧倒的に、制御不能(uncontrolled)なほどに見せま
しょう。
最初のページ、トップノートに向かう方向性(direction)を強く見せましょう
(繰り返されるフレーズで毎回)。出だしはフォルテと書いて あるが、あまり
大きく入りすぎると、表現しずらいので mf くらいで弾いたらどうでしょうか。
最初の左手の十六分音符は神経質(nervous)かつ、シューマンらしい気の狂い(二
重人格)を見せましょう。
最初、右手と左手を独立させて。右手はトップノートに向けた方向性を示す。左
手で狂いを。
一番最初の右手cisの音、2拍子のテンポの中に感じて(もっと前から音楽が始
まっているように)弾きましょう。3小節目の右手のDの音は、揺ら す(vibrate)
ような音で。
17-18小節目、ホールの響きを意識して、fからp になる部分を少し時間をとっ
てもよいです。
17小節目までには、3つのテーマがあります。3つ目は、アウフタクトから、ト
ロンボーンのように、より大きく表現しましょう(3つで一番大き い)。13小
節目の左手はトロンボーンであり、親指(thumb)を強く。
18小節目からのpの部分、各拍の右手トップノート(B-B-B-C)の部分をはっきり
と。18小節目からの左手は八分音符(右手の十六分音符よ り長い)で書かれて
おり、ここも重要。左手の4音目と次の1音目が繋がっているようなかんじで。
26小節目の左手。独立した声部としてチューバ、トロンボーンのように。さら
に、同時にもう1本のテーマがカノンのようにあります。
この2ページのクライマックスの部分。もっとも音量の大きい46小節目。プロコ
フィエフのようにはならないが、多大なエネルギーを持って、120 人のTuttiの
ように弾きましょう。
29小節目の右手アクセント(F#⇒C#)は、距離が離れた(5度)フレーズであることを
意識して。クライマックス前のクレッシェンドは、mf くらいからはじめないと
クレッシェンドとしての効果がなくなります。
39小節目の左手Dに向かうようにして。
44小節目から、より緊張し、より情熱的に。はやくならずに。トロンボーンのよ
うな明るい音を出す楽器を想定して(軽くならずに)、指を伸ばし気 味に弾く
とよいでしょう。右手の和音の上(4, 5)だけ、同様に左手の親指だけで練習する
とよいでしょう。
49小節目からの左手は、down-upの動きで(全てが同じようにならないよう
に。)。3小節目のAsはソロ楽器のように、後の音符は軽く。こ の8小節は
(2-2-4)ととらえましょう。
57小節目、61小節目は、少し違うように弾いたほうがよいでしょう。右手と左手
の対話で。66小節目、レガート&カンタービレ。73⇒74小節 目は、解決であり、
74小節目は柔らかく。83小節目から、長い音符(As, 次のB)は強く。83小節目の
クレッシェンドをはっきりと。ここのところの短い音符(十六分音符)がちょっと
強くなりがちです。短い音符は原則として長い 音符より柔らかく。
91小節目の右手は、テーマの回想、ただし叙情的な状況。ここは、子供の情景の
「詩人は語る」を思い出すところで、同じような音楽です。リタルダ ンドを
はっきりかけて、この小節を特別なものとして。詩人が語るような特別な声明と
して。
129小節目から、4小節で4拍子という意識を少し持ち、大きなかたまりとして捉
え、1小節単位で弾かないようにしましょう。
156小節目の各音のハーモニーを聞いて。164小節目のリタルダンド。
198小節目から右手がメロディーなので、左手は少し軽く(目立たないように)。
231/235小節目は少しルバートで。
282小節目は繰り返ししたほうがよいです。そうでないと音がかけたかんじ、形
式に欠けたかんじになってしまいます。
298/299右手と左手の対話です(右手の音形が次の小節で左手に見える)。
366小節目から、右手の二分音符(トップノート)を表現豊かにしましょう。
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この楽曲、シューマンの持つ、情熱、コントロール出来ないほどの思い、気が狂
うほど(crazy)の感情をもう少し見せるようにしましょう。テン ポという意味で
はなく、強弱、感情、表情を圧倒的に、制御不能(uncontrolled)なほどに見せま
しょう。
最初のページ、トップノートに向かう方向性(direction)を強く見せましょう
(繰り返されるフレーズで毎回)。出だしはフォルテと書いて あるが、あまり
大きく入りすぎると、表現しずらいので mf くらいで弾いたらどうでしょうか。
最初の左手の十六分音符は神経質(nervous)かつ、シューマンらしい気の狂い(二
重人格)を見せましょう。
最初、右手と左手を独立させて。右手はトップノートに向けた方向性を示す。左
手で狂いを。
一番最初の右手cisの音、2拍子のテンポの中に感じて(もっと前から音楽が始
まっているように)弾きましょう。3小節目の右手のDの音は、揺ら す(vibrate)
ような音で。
17-18小節目、ホールの響きを意識して、fからp になる部分を少し時間をとっ
てもよいです。
17小節目までには、3つのテーマがあります。3つ目は、アウフタクトから、ト
ロンボーンのように、より大きく表現しましょう(3つで一番大き い)。13小
節目の左手はトロンボーンであり、親指(thumb)を強く。
18小節目からのpの部分、各拍の右手トップノート(B-B-B-C)の部分をはっきり
と。18小節目からの左手は八分音符(右手の十六分音符よ り長い)で書かれて
おり、ここも重要。左手の4音目と次の1音目が繋がっているようなかんじで。
26小節目の左手。独立した声部としてチューバ、トロンボーンのように。さら
に、同時にもう1本のテーマがカノンのようにあります。
この2ページのクライマックスの部分。もっとも音量の大きい46小節目。プロコ
フィエフのようにはならないが、多大なエネルギーを持って、120 人のTuttiの
ように弾きましょう。
29小節目の右手アクセント(F#⇒C#)は、距離が離れた(5度)フレーズであることを
意識して。クライマックス前のクレッシェンドは、mf くらいからはじめないと
クレッシェンドとしての効果がなくなります。
39小節目の左手Dに向かうようにして。
44小節目から、より緊張し、より情熱的に。はやくならずに。トロンボーンのよ
うな明るい音を出す楽器を想定して(軽くならずに)、指を伸ばし気 味に弾く
とよいでしょう。右手の和音の上(4, 5)だけ、同様に左手の親指だけで練習する
とよいでしょう。
49小節目からの左手は、down-upの動きで(全てが同じようにならないよう
に。)。3小節目のAsはソロ楽器のように、後の音符は軽く。こ の8小節は
(2-2-4)ととらえましょう。
57小節目、61小節目は、少し違うように弾いたほうがよいでしょう。右手と左手
の対話で。66小節目、レガート&カンタービレ。73⇒74小節 目は、解決であり、
74小節目は柔らかく。83小節目から、長い音符(As, 次のB)は強く。83小節目の
クレッシェンドをはっきりと。ここのところの短い音符(十六分音符)がちょっと
強くなりがちです。短い音符は原則として長い 音符より柔らかく。
91小節目の右手は、テーマの回想、ただし叙情的な状況。ここは、子供の情景の
「詩人は語る」を思い出すところで、同じような音楽です。リタルダ ンドを
はっきりかけて、この小節を特別なものとして。詩人が語るような特別な声明と
して。
129小節目から、4小節で4拍子という意識を少し持ち、大きなかたまりとして捉
え、1小節単位で弾かないようにしましょう。
156小節目の各音のハーモニーを聞いて。164小節目のリタルダンド。
198小節目から右手がメロディーなので、左手は少し軽く(目立たないように)。
231/235小節目は少しルバートで。
282小節目は繰り返ししたほうがよいです。そうでないと音がかけたかんじ、形
式に欠けたかんじになってしまいます。
298/299右手と左手の対話です(右手の音形が次の小節で左手に見える)。
366小節目から、右手の二分音符(トップノート)を表現豊かにしましょう。
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