以前の章、「76.CDの音はにせもの?」の記事に対して、ご丁寧にもメッセージを下さった鈴木登様という方がいらしたのですが、なんでも良いスピーカーをお持ちとのこと。そのようなスピーカーで聴くと音は硬くならないという内容でした。
そのようなこともあり、ふと思いついてレッスン室に2台目のステレオを購入しました。
私は、恥ずかしながら、ステレオに対しては無頓着でしたのですが、友人の勧めもあり、今回は日本製ではなく、イギリス製のスピーカーを購入しました。
そうしたところ、そのメッセージを下さった方や友人の意見の通り、同じCD でも全く違う演奏に聴こえるのです!!!
目をつぶって聴いていると、私の目の前にある楽器で生演奏がされているほどにリアルな響きが聴こえてくるのです!!!また、録音によっては、自分がホールにいるような錯覚さえ覚えます!!!これは、はっきり言って異次元の感覚です!!!
以前の章で述べさせていただいた、CDの音が硬く聴こえるということはないのです!!!
例えば、タチアナ・ニコラーエワ先生の音やマルタ・アルゲリッチの音は打鍵が強く、基音が目立ってしまい、硬く聴こえたのですが、いずれの演奏も倍音豊かな柔らかい響きがスピーカーから聴こえてきました。
私が購入したスピーカーは、特別に高価な物でもなく、ごくごく一般的なレヴェルの品質のものですが、日本製とヨーロッパ製、すなわち、何を持って良い音なのか?の基準が違うのでしょう。
是非、皆さんにもヨーロッパ製のスピーカーに買い替えることをお勧めいたします!!!
多分、同じ録音でも、聴こえてくる世界が全く違うことに驚かれると思います。
そうすることにより、普段、基音ばかり聴いてきた耳の持ち主でも、倍音が聴こえだすのではないでしょうか?ロシアピアニズムならではの本質がハッキリとわかると思います。
この場をお借りして、遅ればせながら、メッセージを下さった鈴木登様にも私の友人にも御礼を申し上げたいと思います。
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