音楽家の人生と言っても、様々な生き方があると思います。ピアノの場合でしたら、ピアニスト、演奏活動を主にピアノ教師もしている、ピアノ教師を主に演奏活動もしている、演奏活動はしないがピアノ教師をしている、といったように、それぞれの道を歩みつつ、芸術家として一生を音楽に身を捧げていく事だと思います。



これからする話は、大学で教員をしながら演奏活動をしている私の生徒の1人と話したことです。



ピアニストを志し、夢を持って留学する人たちは昔から多くいます。留学する時期は様々です。しかし、これからの時代、どうやらこのような進路を選ぶことが難しい時代になりつつあるようです。



ピアニストになりたくて外国に留学し、演奏活動だけで食べていけなければ、大学で教えればいいという考えを持っている若い学生さんは多いと思いますが、その考え方自体が世の中で通用しなくなるということです。



なぜならば、昨今の大学生の学力低下や大学教員の不祥事など、様々な理由からか、文部科学省が、ある方針を立てたそうです。



今現在、大学の教員になるためには、大雑把に申し上げて、資格は要らず、それまでの実績さえ教授会で認められれば誰でもなることは出来ます。しかし、ここ数年のうちに、教員免許が必要になるとのことです。ということは、日本の大学に行くのは当たり前で、しかも大学だけでは足りず、大学院(修士)まで出ていないと通用しなくなるそうです。



ということは、中学や高校を卒業して、外国に留学してしまうと、日本の大学の教員にはなれないということです。



そのほか、毎年増える年間の授業数があります。ピアノの場合、年間のレッスン回数が増えていってます。私の学生の頃は半年は休みという印象でしたが、今はそうではありません。



ということは教える側である、教師が自分自身の為に使える時間が減ることになります。その結果、演奏活動ととの両立が難しくなっていくということです。このレッスン回数は、年々、増え続けるそうです。



私が感じますのは、世の中の流れとして、このことは受け入れなければならないのですが、本当にこれでいいのでしょうか?



これによって、本当に日本の大学生や大学教員の質が良くなるのでしょうか?大きな夢を持って留学することもできなくなってしまいます。



こと芸術分野に関しては、学問ではありませんので、本質的に何かが違うように感じます。



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