ショパン エチュードop.25-11
第5小節、半音階の右手下行音型は3,4,5の指で受け持ちますが、この指に重心がかかるように、1の指の付け根の手首の部分で下から持ち上げるように支えます。その上、手首を右に少しだけ回転させます。これにより基本のポジションが出来上がります。そして3,4,5の指の打鍵は鍵盤の奥の方向に手首からもたれて載せていくだけです。間の音は1,2が受け持ちますが、基本的に触れるだけで十分です。 
第9小節、E-H-D-F-E-Hの音型は、E5の指ではもたれ、Hは2の指で触れるだけ、Dは4の指でもたれ、次のFは手首で下から支えながら1の指で触れるだけ、Eは5の指でもたれ、Hは2の指で触れるだけです。
41小節、左手に半音階が移ります。ここでは1,2がメロディーを受け持ちますが、手のひらの重心は、やはり5に感じます。そして1,2の指は1の指の付け根の手首の部分で下から持ち上げるように支えながら、鍵盤の奥のほうへ斜めに打鍵しながらもたれていきます。やはり、間の音は触れるだけで音の粒を聴かせるより響きで十分です。
第17小節、2拍目、左手の3連符は難しい箇所として有名ですが、最初の和音G-B-Eを摑まずに、Eの音、1の指に重心を置き、次のHは手首で支えながら5の指は触れるだけ、次のCは4の指で鍵盤の奥のほうへ手首を移動させながらもたれます。
ショパン エチュードop.25-12
両手のユニゾンを弾くときに、右利きの方の場合は、往々にして左手がいい加減になりがちです。まず、ひとつの方法として、左右交差してゆっくり練習することをお勧めします。
この曲の場合、アルペジオを摑んでしまいがちですが、作品10-1同様、手のひらを広げすぎないことが大切だと思います。あくまでも緩んだ状態を保つことです。さらに移動する際に手首をうまく使うことです。 
第1小節、Es-G-Es-Esとなりますが、Esは1の指でたっぷりとした音を出すために鍵盤にもたれます。この曲の場合、下に向かって手首から落とし、瞬時に手首の中が空になった状態にし、腕の重さを逃がします。決して押し付けてはいけません。次のGは手首を斜め右上に持ち上げながら触れるだけです。そして次のEsで1の指の付け根の手首の下の部分から鍵盤の蓋の方に重さを逃がしながらもたれます。そして次の1の指は高いポジションのままもたれるのです。
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