フルコンを買って思うようになったことですが、皆、音が大きすぎるという事に気がつきました。
とにかく馬力がありますから、ちょっと触れただけで、ぽ~んと鳴ってしまうのです。
確かに、私自身も以前のBモデル(211センチ)で弾いていた時は、今より一生懸命弾いていたことを認めますが、現在は全く変わりました。
それ以降、プロのピアニスト達がステージでどうやって弾いているのか?特に音量の配分を気にとめるようになりました。
実際に、ディーナ・ヨッフェ先生のリサイタルに行った時もそうでしたし、ミハイル・プレトニョフが弾いているのを観察しても、鍵盤に触れる程度のかすかな弱音が基本で、皆一生懸命とは程遠い演奏をしていることに気がつきました。
その弱音の中で、様々な音色を出していて、その多彩さに魅了される自分に気がつきました。
思うに、大きな音だから、人は感動するのではなく、音量ではなく、例え弱音であっても客席に届く弱音に人は感動するのではないでしょうか?
中には、爆音を出さないと気が済まないタイプのロシア人ピアニストも多く存在しますが、私自身はそのような演奏に対して感動どころか、額に手を当てて大丈夫?と訊きたくなります。(笑)
もしかすると、普段からフルコンで練習しているピアニストと、小さな楽器で練習しているピアニストでは、そのような感覚の差というものが出てきやすいのかもしれないと思いました。
フルコンという楽器をどう扱えばよいか?がわかったからこそ、わかる感覚なのかもしれません。
フルコンが扱えれば、小さな楽器が扱える。そして、もっと言ってしまえば、私が一番繊細だと思うスタインウェイを弾きこなせることができれば、他のメーカーの楽器も弾きこなせる。
そんなことを思うようになりました。
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